布選び
布の選び方
慣れていない人は薄すぎない布が使いやすいと別の生地で書きましたがそれ以外にも気を付けたほうが良いポイントがあります。
チェック柄
チェック柄は柄の大きさによって使いやすさが違います。
柄が大きい物は洋服などを仕立てる際は気を付けないといけません。柄が合うように切ったり縫ったりしないと仕上がりが残念になります。
手間はかかりますが型を写す前に布の柄が合うように10cm間隔くらいに糸で留めておくと柄がずれにくくなります。
また、裁断する際に多少大きめに切るとズレてしまった際に多少の修正が利きます。
柄の小さいものは逆に柄を合わせるのは最小で済みますので大きめに裁断するくらいで十分対処ができます。
柄が一定方向
柄が一定方向のみに並んでいる布は上下左右を間違えてしまうと裁断をやり直ししないといけなくなったりします。
巾着など二つ折りにして縫うよう物を作りたい場合は一枚の布で作るのではなく二枚の布を用意して底の部分を縫うようにします。
柄が上下左右バラバラになっている
柄がバラバラに散っているものは柄合わせや上下を気にしないで使えるので比較的使いやすいです。
ですが柄の大きい物は柄が切れてしまって変になったりしやすいので小柄の物のほうが扱いやすくなります。
無地
無地の物は使いやすいですが縦と横を間違えないようにしないといけません。
生地の向き
生地には縦と横があります。縦は伸びにくく、横は多少伸縮しやすいというちょっとわかりにくいですが違いがあります。
斜めに裁断してバイアステープとして使用する場合もあります。
生地の表裏
無地の場合は表と裏が分かりにくいというデメリットが存在します。
生地の端がある場合は穴があいているのが分かると思います。穴がきれいに見える方が表になります。
パッチワーク用で売っている布で端もない場合はわかりにくいですが布によっては表と裏の織り方が違うのでわかる場合もあります。
それでもわからない、見分けがつきにくい場合は自分を信じてキレイだと思う面を使うしかありません。
布の厚さ
薄い生地は生地同士が滑って縫いにくいものもあります。
綿の生地は滑りずらいので比較的扱いやすいものが多いです。
キルト地の物は厚みがあるのでミシンで縫う場合は布の重なる部分が縫いにくい場合があります。
幼稚園の絵本バッグなどは布の重なる部分が特に厚くなりがちですのでミシンは低速でかける。特に厚い場所は手ではずみ車を手前に回して針を動かします。
無理にミシンを進めようとすると針が曲がったり折れたりして危険です。
帆布は生地によっては家庭用ミシンでは縫えないほど硬いものもあります。買う前に自分のミシンで縫えるかどうか確認が必要です。
厚みのある布を手縫いで縫う場合は針が通らない場合もあります。ネットではわかりにくいですが店頭で購入する場合は針が通りやすいか手で触って確認しましょう。